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アルジェリア 検定1級

ティパサの考古遺跡

2021年11月24日

文化遺産
遺産名:
ティパサの考古遺跡
Tipasa
国名:アルジェリア
登録年:1982年
登録基準:(iii)(iv)
概要:
ティパサは、アルジェリア沿岸部にあるティパサ県の県庁所在地。1857年に建造されたその近代的な町並みは、砂浜でひときわ目立っている。町の名前はアラビア語で「荒廃した都市」の意味である。その名前の由来となった古代ローマの遺跡群が町には残り、ユネスコの世界遺産にも登録されている。

ティパサはフェニキア人によって建てられた。クラウディウス帝のときに古代ローマの軍事拠点とされたあと、市 (municipium) になった。その都市は海を見下ろす3つの小丘の上に建てられた。家々のほとんどは中央の丘に建てられたが、その痕跡は残っていない。かわりに、西の丘の大バシリカ (Great Basilica) とアレクサンデル大聖堂 (Basilica Alexander)、東の丘の聖サルサ大聖堂 (Basilica of St Salsa) の計3つの教会堂、2つの墓地、浴場、劇場、アンフィテアトルムなどの廃墟は残っている。また、城壁のラインは明瞭に辿ることが出来るし、東の丘のふもとには港跡がある。

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バシリカ群は、モザイク模様に覆われた石棺が並ぶ墓地に囲まれている。ステファヌ・グセル (Stéphane Gsell) に発掘された聖サルサ大聖堂は、一つの身廊と二つの翼廊からなり、モザイク模様がなお残っている。大バシリカは何世紀にも渡って石切り場と化してはいたが、7つの翼廊に分かれていた教会のプラン(平面図)は見て取れる。教会の土台の下で、硬い石の地盤から墓石が切り出された。それらの切り出された跡には、24の石棺を納めるためのスペースの空いた直径18mの円形のものもあった。

(Wikipediaより)

関連動画へのリンク

ティパザ(ユネスコ/ NHK)

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