文化遺産
遺産名:
チュニスの旧市街
Medina of Tunis
国名:チュニジア
登録年:1979年
登録基準:(ii)(iii)(v)
概要:
7世紀にウマイヤ朝(イスラム帝国)は、当時イフリーキヤと呼ばれたチュニジアの占領を目指していた。670年のオクバの遠征によってイフリーキヤにはカイラワーンが建設され、ウマイヤ帝国のアフリカ支配の拠点として更なる拡大をもくろんだが、ベルベル人の激しい抵抗にあって苦戦した。その後、ハッサン・イブン・アル=ヌマン率いるウマイヤ朝軍が東ローマ帝国軍を破ってカルタゴを占領、さらに701年にはベルベル人が支配するカヘナも攻略する。これ以降、この街はチュニスとしてアラブ人によって開発されることになった。
750年アラブ世界では主導権がウマイヤ朝が滅んでアッバース朝が興隆し、イフリーキヤではイブラーヒーム・イブン・アル=アグラブが独立した。アグラブ朝は9世紀初頭にアッバース朝に認められ、1世紀程独立首長国として君臨した。アグラブ朝時代には、チュニスの地に港やザイトゥーナ・モスクが建設され、カイラワーンに次ぐ聖地として知られるようになった。
(Wikipediaより