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タンザニア 検定1級

コンドアの岩絵遺跡群

2021年11月25日

文化遺産
遺産名:
コンドアの岩絵遺跡群
Kondoa Rock-Art Sites
国名:タンザニア
登録年:2006年
登録基準:(iii)(vi)
概要:
コンドアの岩絵遺跡群は、タンザニアのドドマ州コンドア地区にある洞窟壁画群を中心とする遺跡である。審美的にも高く評価しうる岩絵群が数千年にわたり蓄積されてきたことや、洞窟が地元民の伝統文化と密接に結びついてきたことなどが評価され、ユネスコの世界遺産に登録されている。

この地域の景観は、マサイ草原の西縁を構成する花崗岩の巨石が積み重なってできたもので、風向きを避けて岩のシェルターを形成している。 これらの岩のシェルターは、リフティングによって表面が平らになっていることが多く、この表面が風化から守られて絵画が発見されている。

コンドアの岩絵は、赤い絵白黒の絵に大別でき、前者の方がより古い。そちらは弓矢を携えた狩人やレイヨウ、ゾウなどの狩猟対象の獣が描かれている。

赤い絵, Flickr

後者は一転して、家畜が中心となっているため、描き手(言い換えれば、この地の住民)が狩猟民から牧畜民へと変化したことが伺える。

1970年頃、サンダウェ族の男性はまだ岩絵を描いていた。テン・ラーはその理由を尋ねた。彼はその理由を、魔術的なもの(画家が殺そうとした動物を描いたもの)、カジュアルなもの、犠牲的なもの(特定の氏族の精霊の丘で、雨乞いや癒しの儀式を描いたもの)に分類した。

鉄の精錬所跡なども発見されており、その年代調査の結果、白黒の絵は1500年ほど遡るものであることが明らかになっているが、赤い絵の継続年代は未詳のままである。

(Wikipediaより)

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