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2021年登録遺産 韓国

ゲボル、韓国の干潟

2021年11月26日

 自然遺産
遺産名:
ゲボル、韓国の干潟
Getbol, Korean Tidal Flats
国名:韓国
登録年:2021年
登録基準:(x)
概要:
韓国の南西部および南部海岸の黄海東部に位置し、4つの部分から構成されている。舒川(ソチョン)ゲットボル、高敞(コチャン)ゲットボル、新安(シナン)ゲットボル、宝城(ボソン)・順天(スンチョン)ゲットボルの4つの部分からなる。この地域は、地質学的、海洋学的、気候学的条件が複雑に絡み合っており、その結果、沿岸の多様な堆積システムが形成された。それぞれの構成要素は、4つの干潟のサブタイプ(河口型、開放型堤防型、群島型、半閉鎖型)のうちの1つを表している。ここでは高いレベルの生物多様性が見られ、世界的に絶滅の危機に瀕している22種を含む、2,150種の動植物が報告されている。また、47種の固有種と5種の絶滅危惧種の海洋無脊椎動物が生息しているほか、118種の渡り鳥が重要な生息地となっている。固有の生物としては、マッドオクトパス(Octopus minor)、マッドクラブ(Macrophthalmus japonica)、フィドラークラブ(Uca lactea)、多毛類(bristle worms)、スティンプソンゴーストクラブ(Ocypode stimpsoni)、イエローシーサンドカタツムリ(Umbonium thomasi)などの堆積物を食べるものや、アサリのような様々な浮遊物を食べるものが挙げられる。この地域は、地理的多様性と生物多様性のつながりを示し、文化的多様性と人間活動が自然環境に依存していることを示している。

(『世界遺産センター』HPより)

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