2023年新規登録遺産

古代エリコ/テル・エッ・スルタン

2023年9月30日

文化遺産
資産名:
古代エリコ/テル・エッ・スルタン
Ancient Jericho/Tell es-Sultan
国名:パレスティナ
登録年:2023年
登録基準:(iii)(iv)
概要:
ヨルダン渓谷に位置するこの土地は、人間活動の先史時代の堆積物を含む楕円形のテル(マウンド)であり、隣接するアイン・エス・スルタンの多年生泉を含んでいる。オアシスの肥沃な土壌と水へのアクセスが容易であったため、紀元前9〜8千年紀にはここに定住地が形成されていた。遺跡から発見された頭骨や彫像は、そこに住んでいた新石器時代の人々の間でカルト的な習慣があったことを物語っており、初期青銅器時代の考古学的資料には都市計画の兆候が見られる。中期青銅器時代の遺跡からは、社会的に複雑な集団が住んでいた大規模なカナン人の都市国家の存在が明らかになった。(世界遺産センターHPより)

テル・エッ・スルタンは、パレスチナの都市エリコの中心部から北へ2km、アイン・アス・スルタン難民キャンプに隣接している。紀元前10千年紀から人が住んでいたとされ、エリコは地球上で最も古くから人が住み続けた都市という称号を争う存在となっている。この地域は、1868年にチャールズ・ウォーレンによって、近代の古代エリコの遺跡として初めて特定された。その根拠は、30年前にエドワード・ロビンソンによってエリシャの泉として提案されたアイン・エス・スルタンの大きな泉に近いということであった。(Wikipediaより)

地図

世界遺産クイズ

1. 
テル・エッ・スルタン周辺の地域は、なぜ初期の定住地が形成されやすかったとされていますか?

 

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