自然遺産
遺産名:
ドーセット及び東デヴォン海岸
Dorset and East Devon Coast
国名:イギリス
登録年:2001年
登録基準:(viii)
概要:
ジュラシック・コーストは、デヴォン州東部のエクスマス近郊のOrcombe Pointから、ドーセット州東部のスワネイジ近郊のオールド・ハリー・ロックスまで、およそ153キロメートルにわたってのびている 。 ジュラシック・コーストは、2001年に「ドーセットと東デヴォンの海岸」と言う登録名で、ユネスコの世界遺産に登録された。これは、イギリス本土ではジャイアンツ・コーズウェーに次いで2例目の登録である。ジュラシック・コーストには、古い場所で2億5000万年前に形成された地層が露出している。ここには、中生代にあたる三畳紀、ジュラ紀、白亜紀にできた地層が存在し、この地層が断崖を形成している。この地は古生物学者メアリー・アニングの活動拠点だった場所でもある。彼女は、ライム・リー周辺の海岸線に存在する化石を調査し、その結果イクチオサウルスと言う、海に住んでいたと見られる爬虫類の完全な骨格を初めて発見した。(Wikipediaより)
Photo by Lee Sullivan, Daryl Baker, Michael Kemper, Baz Richardson, east med wanderer, Micky B, Jules, Baz Richardson from Flickr
メアリー・アニング
ジュラシック・コーストは、古生物学者メアリー・アニングの活動拠点だった場所でもある。彼女は、ライム・リージス(Lyme Regis)周辺の海岸線に存在する化石を調査し、その結果イクチオサウルスと言う、海に住んでいたと見られる爬虫類の完全な骨格を初めて発見した。イクチオサウルスは、サウルスと付くものの、これは恐竜ではない。しかし、2メートルの体長を持つイクチオサウルスの骨格が出てきたことは、この生物が間違い無く存在していた証拠であり、このような大型の爬虫類がかつての地球に存在していたことを、この化石は人類に教えてくれた。このイクチオサウルスは、三畳紀からジュラ紀に繁栄した海洋性の爬虫類の仲間である。爬虫類が海に入り、魚類に似た体型に進化した生物だと考えられている。また、プレシオサウルスという海に住んでいたと見られる爬虫類の化石も、メアリー・アニングによって発見されている。これらの化石は、恐竜と同時代に巨大な爬虫類も存在していたことを知る手がかりになった。
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関連動画へのリンク
The Jurassic Coast - Drone Footage
Dorset and East Devon Coast (UNESCO/NHK)
UNESCO公式HP(英語版)へのリンク
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Dorset and East Devon Coast - UNESCO World Heritage Centre
UNESCO World Heritage Centre
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