ホンジュラス 検定2級

リオ・プラタノ生物圏保存地域

2021年6月27日

自然遺産
遺産名:
リオ・プラタノ生物圏保存地域
Río Plátano Biosphere Reserve
登録年:1982年
国名:ホンジュラス
登録基準:(vii)(viii)(ix)(x)
概要:
リオ・プラタノ生物圏保護区は、ホンジュラスのカリブ海に面した生物圏保護区である。その名の通り、プラタノ川(リオ・プラタノ)流域を対象とした保護区で、グラシアス・ア・ディオス県、コロン県、オランチョ県にまたがっており、この国最大の熱帯雨林地域を含んでいる。コンゴウインコやベアードバクなどの絶滅危惧種の他、約380種もの鳥類が生息する。低地のラグーン、マングローブ、サバンナなどと、1000m前後の広大な山地といった変化に富んだ自然環境が見られる。現在、プラタノ川の源流域では、道路建設とそれに伴う森林伐採や不法な開拓などが行われ、「危機にさらされている世界遺産リスト」に登録されている。(Wikipedia、世界遺産センターより)

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コウゴウインコ
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危機遺産への登録

ニカラグア政府がホンジュラスとの国境付近でミスキート人の大規模な入植を推進したことや、貧しいメスティーソが入植したことで、森林資源の過剰な伐採、川の水産資源の乱獲などの問題が起こるようになった。さらには密猟なども横行し、貴重な生態系が危機にさらされたことから、1996年に「危機遺産」リストに加えられた。

危機遺産リストからは2007年に一度取り除かれたが、ホンジュラス政府の要請によって2011年の第35回世界遺産委員会で再び危機遺産リストに加えられた。その背景には、違法伐採、密猟、土地の不法占有が直接的な原因としてあるが、さらには、遺産を管理しているホンジュラス政府が、治安の悪化と麻薬の密輸に労力を割かざるを得なくなり、管理しきれなくなっていることも背景として挙げられる。

世界遺産クイズ

世界遺産検定クイズ

「リオ・プラタノ生物圏保存地域」は、1996年に新たにどのような世界遺産に登録されたか。

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