文化遺産
遺産名:
デロス島
Delos
国名:ギリシャ
登録年:1990年
登録基準:(ii)(iii)(iv)(vi)
概要:
デロス島は、エーゲ海・キクラデス諸島に所在するギリシャの島。古代ギリシャにおいて聖地とされた島で、ヘレニズム文化の宗教的・芸術的・商業的な中心地として栄えた。島内には遺跡が数多く残っている。紀元前5世紀から前3世紀にかけて建てられたアポロン神殿と、紀元前2世紀に建てられたアルテミス神殿は貴重。港と神域をつなぐ聖なる道には、紀元前7世紀に近隣のナクソス島民から奉納された大理石のライオンの像が並ぶ。
ギリシア神話によればアポローンとアルテミスはこの島で生誕したとされる。女神レートーはデロス島のキュントス山(Mount Kynthos)でアポローンを産んだという。この島のアポロン信仰の起源は、紀元前1100年頃移住してきたイオニア人たちとされ、彼らは毎年、神に捧げる荘厳な祭儀を行うようになった。
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