ギリシャ 検定1級

バッサイのアポロ・エピクリオス神殿

2021年10月30日

文化遺産
遺産名:
バッサイのアポロ・エピクリオス神殿
Temple of Apollo Epicurius at Bassae
国名:ギリシャ
登録年:1986年
登録基準:(i)(ii)(iii)
概要:

バッサイ(Bassae )は、古代アルカディア地方の遺跡で、現在のギリシャのメッシニア県北東部にある。「バッサイ」は「岩々の小さな谷間」を意味する。紀元前5世紀半ばのアポロ・エピクリオス神殿が、良好な保存状態で残っていることで知られている。

この神殿は古代ギリシャの主要なポリスからは地理的に離れているが、変わった特色を多く持っていることから、古代ギリシャの神殿の中では最も良く研究されている部類に属する。そして、バッサイのこの神殿は、ギリシャの世界遺産の中で最初に登録されたものである(1986年)。 その建造は紀元前450年から紀元前425年に位置付けることができる。

アポロ・エピクリオス神殿は、アポロ・エピクリオス(「加護を与える神アポロ」)に奉献されたものである。『ギリシャ記』を記したパウサニアスは、建造した人物としてヘファイストス神殿やパルテノン神殿を手がけた建築家イクティノスの名を挙げている。 パウサニアスは、この神殿を称賛し、その石の美しさと建設の調和によって、テゲアのアテナ・アレア神殿を除く全ての神殿を凌駕すると述べている。 この神殿はコティリオン山の中腹、海抜標高1131 m のところに建てられている

この神殿はドーリア式、イオニア式、コリント式の3つのギリシャ建築様式が一つになっているという点で、異例なものである。 ドーリア式の円柱は外周を取り巻いており、イオニア式はポーチを支えるのに用いられ、コリント式は内部の本殿に用いられるという形で、各様式が異なる部位に用いられた。なお、この神殿に残るコリント式の柱頭は、現存最古のものである 。
(Wikipediaより)

世界遺産クイズ

バッサイのアポロ・エピクリオス神殿の建築様式として正しいものはどれか

UNESCO公式HP(英語版)へのリンク

https://whc.unesco.org/en/list/392

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