キプロス 検定1級

パフォスの考古遺跡

2021年10月30日

文化遺産
遺産名
パフォスの考古遺跡
Paphos
国名:キプロス
登録年:1980年
登録基準:(iii)(vi)
概要:

パフォス(Pafos, Paphos)は、キプロス共和国南西海岸の都市で、人口は約88,000人。ペトラ・トゥ・ロミウの旧パフォス(パレパフォス)は愛と美を司るギリシア神話の女神アプロディーテー生誕の伝説の地で、古代において信仰上の重要な地であった。古代ギリシア、ローマ時代にはキプロスの首府であり、新パフォスにあるローマ帝国属州行政官の住居跡にはモザイクタイルの床が今でも残っており、現在では観光地として有名である。聖パウロが1世紀に訪れたことでも知られる。新パフォスと旧パフォスを合わせてユネスコ世界遺産に登録されている。ギリシャ神話ではピュグマリオーンとガラテイアの子パポスにちなんで命名されたとされる。

ギリシア神話では、美と愛の女神アプロディーテーは海の泡から生まれ、キプロス島に降り立ったとされる。以来、女神はキプロスを守護し、キプロスはアプロディーテーを崇拝する人々の聖地となった。

「カトパフォスのアフロディテ神殿都市」は、パフォスの海岸沿い、カトパフォス地区にある遺跡群である。106.4 haが対象地域となっている。ディオニュソスの家、テセウスの家、オルフェウスの家、アイオンの家と名付けられた建物があり、これらは貴族の邸宅であったと考えられている。ヘレニズム期からビザンティン期にかけてのギリシア神話を題材としたモザイクがあることで知られている。
(Wikipediaより)

カトパフォスのアフロディテ神殿都市

パフォスの海岸沿い、カトパフォス地区にある遺跡群。106.4 haが対象地域となっている。ディオニュソスの家、テセウスの家、オルフェウスの家、アイオンの家と名付けられた建物があり、これらは貴族の邸宅であったと考えられている。ヘレニズム期からビザンティン期にかけてのギリシア神話を題材としたモザイクがあることで知られている。

ディオニュソスの家

2世紀末に建てられた、中庭を中心に部屋が並ぶ2,000m2 のグレコ・ローマン期の邸宅である。神話の場面やブドウの収穫、狩りなどを描いたモザイクで飾られている。入り口にはスキュラを描いたヘレニズム期のモザイクも残る。建物は4世紀の地震で損壊している。

テセウスの家

2世紀に建造、7世紀まで使われた。部屋数が100をこえる大規模な建物であるため、キプロスの行政官が暮らした邸宅だったと考えられている。テセウスとミノタウロス、ポセイドンとアンピトリテ、産湯をつかうアキレウスのモザイクがある。

オルフェウスの家

ディオニュソスの家に似たグレコ・ローマン期の邸宅で、2世紀後半から3世紀前半にかけて建造された。獣たちに囲まれたオルフェウスを初め、ヘラクレスとネメアのライオン、馬に乗るアマゾーンのモザイクがある。

アイオンの家

部分的に発掘が行われているが、4世紀中頃の作とされるモザイクが既に見付かっており、ディオニュソスの誕生から、レダと白鳥、カシオペイアとネレイデス、アポロンとマルシュアス、ディオニュソスの勝利などが描かれている。

関連動画へのリンク

世界遺産クイズ

「パフォスの考古遺跡」の説明として、正しいものはどれか。

UNESCO公式HP(英語版)へのリンク

Paphos - UNESCO World Heritage Centre
Paphos - UNESCO World Heritage Centre

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