文化遺産
遺産名:
アグリジェントの考古地区
Archaeological Area of Agrigento
国名:イタリア
登録年:1997年
登録基準:(i)(ii)(iii)(iv)
概要:
アグリジェントは、イタリア共和国のシチリア島南部にある都市。古代ギリシアの植民都市アクラガスに起源を持ち、当時の遺跡が現在も残る。「神殿の谷」は「アグリジェントの考古学地域」として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。哲学者のエンペドクレスの出身地としても有名である。古代ギリシャの詩人ピンダロスが「人間の建てた町の中で最も美しい」と称えた、海に臨む中腹の絶景の地。
第一次ポエニ戦争中の紀元前262年から紀元前261年にかけて、この都市をめぐって共和政ローマとカルタゴの間で大規模な戦い(アグリゲントゥムの戦い)が行われた。この戦いでローマは勝利を収め、ローマによるシチリア島支配が始まった。
地中海沿いにアクロポリスと「神殿の谷」があり、神殿の谷には、最古のヘラクレス神殿をはじめ、20余りのギリシャ神殿が並んでいる。ドーリア式のコンコルディア神殿は、現在もほぼ完全に近い姿を見ることができるほか、カルタゴに破壊された後に造られたヘレニズム・ローマ時代の市街地をはじめ、初期キリスト教徒の埋葬様式を表す遺構も残っている。
(Wikipediaより)
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関連動画へのリンク
Archaeological Area of Agrigento (UNESCO/NHK)
UNESCO公式HP(英語版)へのリンク
https://whc.unesco.org/en/list/831