文化遺産
遺産名:
フヴァル島のスターリ・グラード平地
Stari Grad Plain
国名:クロアチア
登録年:2008年
登録基準:(ii)(iii)(v)
概要:
スタリー・グラードはクロアチア語で「古い町」を意味し、フヴァル島で最も古い集落であり、アドリア海の島々の中でも最古の集落の一つである。スタリー・グラードには古代より人が居住しており、古くはフヴァル文化の担い手たちが、後にはギリシャ人が居住した。紀元前384年、ギリシャ人の哲学者アリストテレスがトラキアで生まれたのと同じ年、エーゲ海のパロス島からギリシャ人が移住し、この島をパロス(Pharos)と名づけた。
(Wikipediaより)
入植した人びとは、この肥えた土地でブドウやオリーヴを栽培した。農地は石壁を用いて区画が設けられた。この幾何学的に区切られた農地(チョーラ)は、2,400年を経た現在に至るまで同じシステムが使われており、スターリ・グラード平地に独特の景観をもたらしている。
貯蔵庫の役割を果たした石造りの建造物など、地中海における農業の歴史とその発展を知る上でも見るべきところが多い。また、スターリ・グラード平地は自然保護区としても知られている。近年の田園地帯の過疎化や、伝統的な農法の放棄などにより、こうした集落は消滅の危機に直面している。(『世界遺産大事典』より)
関連動画へのリンク
スタリーグラードプレーン(ユネスコ/ NHK)
世界遺産クイズ
UNESCO公式HP(英語版)へのリンク
https://whc.unesco.org/en/list/1240