ドイツ 検定1級

トリーアのローマ遺跡、聖ペテロ大聖堂と聖母聖堂

2021年10月31日

文化遺産
遺産名:
トリーアのローマ遺跡、聖ペテロ大聖堂と聖母聖堂
Roman Monuments, Cathedral of St Peter and Church of Our Lady in Trier
国名:ドイツ
登録年:1986年
登録基準:(i)(iii)(iv)(vi)
概要:
トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂は、ドイツの世界遺産の一つ。トリーアの町に残る古代ローマ時代以降の8件の遺跡や聖堂、および近隣のイゲルに残る遺跡1件がまとめて登録されている。

3世紀末にはテトラルキーの首都のひとつとなり、「第二のローマ」と呼ばれるようになった。現存する遺跡の数と質は、ローマ文明の傑出した証である。

アルプス以北で、「北のローマ」と呼ばれるトリーアほど、多くの重要なローマ時代の建物とローマ時代の居住跡が集中して保存されている場所はない。ガリア、ゲルマニア、ブリタニア、ヒスパニアの総督府が置かれ、ディオクレティアヌス帝の改革後は西ローマ帝国の副帝(シーザー)が置かれるなど、古典時代後期、トリアーはローマ帝国最大の都市の一つであった。

1世紀から2世紀にかけて建設された建造物(モーゼル橋、バルバラ浴場、ポルタ・ニグラ、ルゲル柱)は、ライン川の守備都市や要塞に供給された商業都市の豊かさを物語る一方、コンスタンティヌス治世の記念建造物(皇帝浴場、アウラ・パラティーナ、大聖堂、ヴェルサイユ宮殿)は、この街の歴史的な重要性を物語っている。またコンスタンティヌス帝時代の記念碑的建造物(皇帝浴場、アウラ・パラティーナ、大聖堂)は、帝国の力の大きさと、古典主義時代の終焉を前に帝国の西側から行われた最後の世界支配の主張(この主張は東側の帝国の新しい首都、コンスタンティノープルに引き継がれ、ローマと同様にトリーアに取って代わられる)を目に見える形で表現している。

(世界遺産センターHPより)

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