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イギリス 重要遺産

オークニー諸島の新石器時代遺跡

2021年10月31日

文化遺産
遺産名:
オークニー諸島の新石器時代遺跡
Heart of Neolithic Orkney
国名:イギリス
登録年:1999年
登録基準:(i)(ii)(iii)(iv)
概要:

オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地は、イギリスのスコットランドにあるユネスコの世界遺産リスト登録物件の一つ。オークニー諸島のメインランド島に残る新石器時代に属する4種の遺跡、すなわちメイズハウ、ストーンズ・オブ・ステネス、リング・オブ・ブロッガー、スカラ・ブレイを対象とする。

保存状態の良好さ等によって、北ヨーロッパの新石器時代の文化水準を窺い知ることに大きく寄与している点などが評価された。

歴史

先史時代

2007年、紀元前6820年から紀元前6660年の間のものとされる焦げたハシバミの殻が、メインランド島タンカーネスの発掘現場から発掘された。これは中石器時代の流浪の部族がいたことを示す。最初の恒久的な定住地となったのは新石器時代の農場、パパ・ウェストレー島のナップ・オブ・ハワーであった。スカラ・ブレ集落は、ヨーロッパ有数の保存状態の良い新石器時代定住地跡である。ここは紀元前3100年頃から定住が行われていたとされる。同じ時代の他の遺跡としては、ストーンズ・オブ・ステネス、メイズハウの羨道墳リング・オブ・ブロッガーなどの列石がある。新石器時代定住地の多くが紀元前2500年頃に打ち捨てられているが、これは気候が変化したためだとみられている。

イギリス最古の先史時代の住居跡 (Flickr)

青銅器時代には、大きな儀式用サークルが使われて続けていたが、金属加工技術がヨーロッパからスコットランドへゆっくりと伝わった時には、さらに大きな巨石構造物が建てられていた。この時代にできたオークニー諸島人の定住地は比較的少ない。リング・オブ・ブロッガー近くのプラムケイク・マウンド、サンデー島のトフツ・ネス、ホルム・オブ・ファレイ島の2軒の住居跡が挙げられる。

(Wikipediaより)

世界遺産クイズ

オークニー諸島の新石器時代遺跡について、正しいものはどれか

関連動画へのリンク

新石器時代のオークニー諸島の心臓部(ユネスコ/ NHK)

UNESCO公式HP(英語版)へのリンク

Heart of Neolithic Orkney - UNESCO World Heritage Centre
Heart of Neolithic Orkney - UNESCO World Heritage Centre

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