キプロス 検定1級

ヒロキティアの考古遺跡

2021年11月1日

文化遺産
遺産名:
ヒロキティアの考古遺跡
Choirokoitia
国名:キプロス
登録年:1998年
登録基準:(ii)(iii)(iv)
概要:
ヒロキティアは、地中海のキプロス島に残る新石器時代の遺跡である。1998年にユネスコの世界遺産に登録された。

この遺跡は地中海東部に残る先史時代の遺跡としては、保存状態の良好さと価値の面で特に重要な部類に属している。その重要性の多くは、この遺跡が集落を形成しているだけでなく、その共同体を守るための城壁を張り巡らせていることで、組織化された機能的社会が存在していたことを窺わせる点に関わっている。

この遺跡は紀元前7千年紀から紀元前4千年紀のものである。ヒロキティアの施設は、海から約6 kmのところにあるマロニ川渓谷にある丘の、島の南岸に向った斜面に築かれている。この集落で暮らしていた先史時代の住民たちは、農業や牧畜などで生計を立てていた。

集落は川と分厚い壁によって外界と遮断された環境にあった。壁は厚さ 2.5 m、高さは現存する最高のもので3m に達し、おそらく壁に作られていたいくつかの入り口を通じて、入村していたものと考えられている。

壁の内側の建造物群は、密集した円筒形の構造物で構成されていた。これらの建造物群の下部は石造りだったが、恒常的に石の外壁が継ぎ足されていき重厚なものになっていた。このため、内径のばらつきが 1.4 mから 4.8 m なのに対し、外径は 2.3 mから 9.2 mとかなりの幅がある。ぺしゃんと潰れた平屋根が発見されたことで、すべての屋根がドーム状であったというかつて信じられていた見解は揺るがされた。

住居内部の区画は目的に応じたものだった。室内には長椅子や料理・暖房用だったと推測される炉などがあり、窓には多くの場合、上階を支えるためだったと思しき窓間壁の痕跡がある。住居は、開かれた中庭を中心として密接し、住居群全体で一つの家のように機能していたと考えられている。(Wikipediaより)

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Shadow
(Flickrより)

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UNESCO公式HP(英語版)へのリンク

Choirokoitia - UNESCO World Heritage Centre
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