Nadia Massacani, Flickr

イタリア 検定1級

カゼルタの18世紀の王宮と庭園、ヴァンヴィッテリの水道橋、サン・レウチョの関連遺産

2021年11月2日

文化遺産
遺産名:
カゼルタの18世紀の王宮と庭園、ヴァンヴィッテリの水道橋、サン・レウチョの関連遺産
18th-Century Royal Palace at Caserta with the Park, the Aqueduct of Vanvitelli, and the San Leucio Complex
国名:イタリア
登録年:1997年
登録基準:(i)(ii)(iii)(iv)
概要:
カゼルタ宮殿は、イタリア共和国カンパニア州のカゼルタにある宮殿。18世紀後半に、ナポリ王国(ブルボン朝)のカルロス3世によって建設された。1734年、ナポリ王に即位すると、曾祖父であるルイ14世のヴェルサイユ宮殿に対抗するように、1750年に新しい宮殿の建築を命じた。指揮を執ったのはお抱え建築家のルイージ・ヴァンヴィテッリ。ルイージ・ヴァンヴィテッリは1773年に死去し、建設は息子カルロ・ヴァンヴィテッリが引き継いで1780年に完成した。完成したとき、宮殿は1200部屋と24の国の庁舎、のちにナポリのサン・カルロ劇場がモデルとしたという付属劇場があった。

庭園は典型的なバロック様式で、120ヘクタールあり、丘陵地形である。ヴェルサイユ庭園に触発されたものだが、美しさにおいては勝っているとみなされている。公園は宮殿の後方ファサードに始まり、人工の噴水と滝のある長い小道が片側を通る。上部分は、1780年代にカルロ・ヴァンヴィテッリとジョン・グレアファーが設計した英国式庭園がある。ジョン・グレアファーは、ジョゼフ・バンクスによりナポリ駐在のイギリス外交官ウィリアム・ハミルトンに推薦された人物で、造園家である。この庭園は、初期にヨーロッパ大陸に造られた英国式庭園である。

ヴァンヴィテッリの水道橋は、カゼルタ郊外のマッダローニにある、18世紀の水道橋。カゼルタ宮殿とサン・レウチョの邸宅群に水を供給するために建設された。カロリーノの水道橋とも呼ばれる。ナポリ王カルロ7世(後のスペイン王カルロス3世)の命令により、建築家ルイージ・ヴァンヴィテッリの設計によって建設された。この水道橋が2つの名前を持っているのも、この両者の名前に由来する。

サン・レウチョの邸宅群は、カゼルタ郊外のサン・レウチョにある邸宅群。18世紀後半、ナポリ王国(ブルボン朝)の王たちが建設した。とくに、絹工場とその労働者のための住宅街は、当時の先進的な産業都市として知られる。
(Wikipediaより)

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(Flickrより)

世界遺産クイズ

カゼルタの18世紀の王宮と庭園について、正しいのはどれか

関連動画へのリンク

18世紀のカゼルタにある王宮と公園、...(ユネスコ/ NHK)

UNESCO公式HP(英語版)へのリンク

https://whc.unesco.org/en/list/549

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