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モンテネグロ 検定1級

コトルの文化歴史地域と自然

2021年11月4日

文化遺産
遺産名:
コトルの文化歴史地域と自然
Natural and Culturo-Historical Region of Kotor
国名:モンテネグロ
登録年:1979年
登録基準:(i)(ii)(iii)(iv)
概要:
コトル市街の人口は13,510人で基礎自治体内の行政的な中心でもある。基礎自治体全体の人口は2003年現在22,947人である。古い地中海域のコトル港の周囲にある印象的な城壁はヴェネツィア共和国によって築城されたもので、ヴェネツィアの強い影響が市内の建物には残されている。コトル湾はアドリア海ではもっとも陸側にしゅう曲した部分の一つで、時にヨーロッパ最南部のフィヨルドと呼ばれることもあるが実際はリアス式海岸の一部である。近隣にはオリイェンやロヴチェンなどの石灰岩の張り出した崖があり、コトルやその周辺部の美しい地中海的な景観を特徴付けている。近年コトルはコトル湾と旧市街の美しい風景から多くの人々をひき付けていることから、観光客の数が安定的に増加している。また、コトルは「コトルの自然と文化歴史地域」として1979年にユネスコの世界遺産に登録されている。

コトルは1420年から1797年まで、1538年から1571年と1657年から1699年のオスマン帝国支配期を除いてヴェネツィア共和国領アルバニア・ヴェネタの一部であった。4世紀にわたるヴェネツィアの支配は町にヴェネツィア様式を特徴付ける建物を残しコトルは世界遺産に選ばれている。この間、ルネサンスに関連した文学も大いに隆盛した。ヴェネツィア支配下のコトルでは2度のオスマン帝国の支配や1572年のペストの流行、1563年と1667年の地震による破壊も経験している。

コトルはアドリア海沿岸でも中世の古い町並みが良く保存されたユネスコの世界遺産である。1166年に建てられた聖トリプン大聖堂、セルビア正教会の聖ルカ教会はロマネスク様式の建物で、内部には多くのイコン(聖画)が飾ってある。そのほかには海洋博物館や中央広場の大時計(1602年)など多くの見所があり、総延長4.5kmの長さをほこる古代の城壁が市街地の上にそびえる。

(Wikipediaより)

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