文化遺産
遺産名:
ポレチュ歴史地区にあるエウフラシウス聖堂の司教関連建造物群
Episcopal Complex of the Euphrasian Basilica in the Historic Centre of Poreč
国名:クロアチア
登録年:1997年
登録基準:(ii)(iii)(iv)
概要:
ポレッチはおよそ2,000年の歴史をもち、小さなスヴェチ・ニコラ島(聖ニコラオス島)によって海から港が守られている。市の人口およそ12,000人はほとんどが周辺に住み、ポレッチ地域全体の人口はおよそ17,000人になる。市の面積は139平方キロメートルで、ノヴィグラード(イタリア語名チッタノヴァ)近郊のミルナ川から南方のフンタナ(イタリア語名フォンターナ)とヴルサル(イタリア語名オルセーラ)まで伸びる37キロの長い海岸線を持つ。
3世紀、この場所は既に、初期キリスト教複合施設を持つキリスト教徒コミュニティーを抱えていた。パレンティウム司教であり殉教者の聖パレンティウムのマウルス(ポレッチの守護聖人)の聖遺物を持つバシリカが、5世紀にこの地に建てられた。
市の平面図は、今も古代ローマ帝国時代のカストルム構造(軍事拠点に建設された建物)を見せる。主要な通りはデクマヌス通り(Dekumanus)とカルド・マクシムス通り(Cardo Maximus)で、今も古代の原型をとどめる。マラフォル(Marafor)は、2つの神殿のくっついたローマ時代の広場である。高さ30メートル幅11メートルある神殿の一つは、紀元1世紀にローマ神話の神ネプトゥヌスを祀るため建てられた。
ロマネスク様式時代からある数軒の家が保存されており、ヴェネツィア時代の美しいゴシック様式邸宅が見られる。13世紀に建てられたゴシック様式のフランチェスコ会派教会は、18世紀にバロック様式に改装されてディエタ・イストリアーナ・ホールとなった。
エウフラシウス聖堂(Euphrasian Basilica)は、東ローマ帝国時代の4世紀に原型が建てられ、6世紀に再建された、ポレッチの最重要の史跡である。初期ビザンツ美術のモザイク画が保存されている。1997年にUNESCO世界遺産に登録された。 (Wikipediaより)
関連動画へのリンク
エウフラシウス聖堂のエピスコパルコンプレックス...(ユネスコ/ NHK)
世界遺産クイズ
UNESCO公式HP(英語版)へのリンク
https://whc.unesco.org/en/list/809