文化遺産
遺産名:
ハンザ都市ヴィスビー
Hanseatic Town of Visby
国名:スウェーデン
登録年:1995年
登録基準:(iv)(v)
概要:
ヴィスビューはゴットランド島に位置するスウェーデン王国南東部の都市である。10世紀に建設され、そのころの遺跡で国際的に有名。ゴットランド県とゴットランド市の中心都市である。
現在のスウェーデンにおいて、ヴィスビューは旧市街を囲む殆ど完全な姿の3.4kmの石の壁で知られている。この壁は"Ringmuren"(輪壁)と呼ばれる。
12世紀から14世紀の間、ヴィスビューはハンザ同盟の重要な中心地の一つだった。 バルト海沿岸のキリスト教化(北方十字軍)のさなかの1200年頃、この都市を母都市としてリガが建設された。
1389年にスウェーデン王を追われたアルブレヒトは、海賊集団のフィタリエンブリューダーを雇いれ、ゴットランドを征服しヴィスビューに本拠地を築いた。しかし島は、1398年にドイツ騎士団に征服され、ヴィスビューは破壊され、フィタリエンブリューダーは島を追い出された。島がドイツ騎士団によって占領された後、ランズティングの権威は相次いで損なわれていった。その後、エーリク・ア・ポンメルンに売却され、1449年以降デンマークの知事によって統治された。
ゴットランドは、ブレムセブルーの和議の後三百年間デンマークの占領から、1645年にスウェーデン領となった。ヴィスビューは要塞であり、近年までは軍事基地の中心地でもあった。冷戦期は、一般人の立ち入りが制限された一種の閉鎖都市だった。
(Wikipediaより)
(Flickrより)