Kalwaria Zebrzydowska Santuario , Flickr

ポーランド 文化的景観 検定1級

カルヴァリア・ゼブジドフスカ

2021年11月9日

文化的景観
遺産名:
カルヴァリア・ゼブジドフスカ
Kalwaria Zebrzydowska: the Mannerist Architectural and Park Landscape Complex and Pilgrimage Park
国名:ポーランド
登録年:1999年
登録基準:(ii)(iv)
概要:
カルヴァリア・ゼブジドフスカ(Kalwaria Zebrzydowska)は、ポーランド南部に位置する町。町の歴史は、17世紀初頭に地元の有力者ミコワイ・ゼブジドフスキが、この地をキリスト受難の丘であるゴルゴタ(ラテン語名はカルウァリア Calvaria)に見立てて宗教的建造物群を建てたところから始まる。町の名前もそのことに由来する。

公園の歴史は1600年に遡る。その年にミコワイ・ゼブジドフスキが個人的な礼拝所とするつもりでツァー山の斜面に聖十字架礼拝堂(the Chapel of the Crucifixion)を建てた。当時は反宗教改革の動きの中で、ゴルゴタの再現を象徴的に行おうという試みが複数行われていた。そして、ゼブジドフスキの礼拝堂も、シトー会派系の修道士Tomasz Bucki と Ludwig Boguskiが推奨し、数学者で天文学者であったFeliks Zebrowskiが設計を受け持つことで、ツァー山をゴルゴタに見立て、キリスト受難当時のエルサレムを象徴的に再現しようという大掛かりな計画へと発展していった。

その後、マニエリスム様式の影響を受けたベルギー人建築家ポール・ボダール(Paul Baudarth)によって、1632年までに多くの礼拝堂が建てられた。この地の宗教建築は、キデロンの橋礼拝堂、カイアファの屋敷、アンナスの屋敷、ピラトの屋敷、最後の晩餐、キリストの昇天、聖墳墓、エルサレムの東の門などを象徴的に表現している。礼拝堂にはネポムクのヨハネに献堂されたものなど、18世紀から19世紀に建てられたものも4つある。

(Wikipediaより)

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