文化的景観
遺産名:
クラドルビ・ナド・ラベムにある式典馬専用の馬の繁殖・訓練地の景観
Landscape for Breeding and Training of Ceremonial Carriage Horses at Kladruby nad Labem
国名:チェコ
登録年:2019年
登録基準:(iv)(v)
概要:
この遺産は、砂地の土壌やU字形の湖、河岸の森林があるエルベ川の氾濫原に位置している。草原や牧草地、森、平原、公園などの機能的な利用や、道路、水路網、並木や雑然とした木々、農場の建物群など、景観を作り上げるすべての要素は、チェコ最古の馬種のクラドルバー種を繁殖させ、訓練する目的で造られた。この馬は、ハプスブルク宮廷で行われる儀式において使われた。また、この景観は、フランスやイギリスの景観設計に則って造られ、舞楽的に要素が配列された農場「フェルメ・オルネ」の顕著な例といえる。Imperial Stud Farmは1579年に設立されたが、その景観はそれ以来用いられている。
(『世界遺産大事典』『世界遺産センターHP』より)