Le pont Vieux et Le pont Neuf , Flickr

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司教座都市アルビ

文化遺産
遺産名:
司教座都市アルビ
国名:フランス
登録年:2010年
登録基準:(iv)(v)
概要:

アルビは13世紀にキリスト教の異端とされたカタリ派(アルビジョア派)の拠点の一つだった。1209年、教皇庁の指示のもとフランス王フィリップ2世は「アルビジョア十字軍」を結成し、南仏諸侯を撃破してカタリ派信徒を殺害した。

アルビジョワ十字軍を経て、13世紀以降のアルビは、ローマ・カトリック教会が権勢を振るう都市となった。その司教座都市(La cité épiscopale)は、アルビを流れるタルヌ川左岸に位置し、アルビの歴史的中心地にあたる。

アルビには歴史的な記念建造物が多くある。市の中心部はきわだって保存状態がよく、アルビの黄金時代を伝える数多くの建造物が残っている。旧市街には、中世の趣きを残す街路やルネサンス期の建造物群が多く残り、タルヌ川とその橋などとともに、独特の都市景観を呈している。

(Wikipediaより)

主な構成資産

ベルビ宮殿(Le Palais de la Berbie)

ベルビ宮殿(Le Palais de la Berbie)とその庭園は、大聖堂とともにアルビジョワ十字軍後に打ちたてられた司教都市を構成している。こうした建造物群は、十字軍後にアルビの主人となった司教たちを、カタリ派やブルジョワたちの敵意から守った。同時にそれは、外敵の侵攻を食い止めるとともに異端審問を強化させた。13世紀に司教ベルナール・ド・カスタネは、高さ50メートルのドンジョン、4つの塔、そして城壁を建造させ、宮殿は幕壁とタルヌ川にまで伸びる外壁とで取り囲ませた。それは元々は城砦だったわけだが、数世紀を経て邸宅へと変貌した。

ベルビー宮殿 , Flickr

サント=セシル大聖堂(La cathédrale Sainte-Cécile)

サント=セシル大聖堂(La cathédrale Sainte-Cécile)は、13世紀から16世紀にかけてアルビ司教たちによって建造されたものである。それはレンガ造りであることと、フランスで作成されたイタリア風絵画の膨大な集積からなる内装などによって、中世のゴシック様式の傑作のひとつになっている。特に身廊を飾る「最後の審判」を描いた天井画は高く評価されている。大聖堂の奥行きは114メートル、幅35メートル、高さ40メートルで、レンガ造りの聖堂としては世界最大とも言われる。

サント・セシール大聖堂 , Flickr

サント・セシル大聖堂の鐘楼, Flickr

サン=サルヴィ参事会聖堂(La collégiale Saint-Salvi)

サン=サルヴィ参事会聖堂(La collégiale Saint-Salvi)は、6世紀の初代アルビ司教である聖サルヴィを記念して建造された古い聖堂である。建造物は石造とレンガ造りが入り混じっており、11世紀から18世紀まで、長期間にわたり改修が加えられ続けてきた。この聖堂にある回廊ロマネスク様式とゴシック様式が入り混じっており、その周囲にはかつて参事会員の住居に使われていた古く美しい住宅が残っている。鐘楼の土台は11世紀のロマネスク様式だが、2階はゴシック様式である。

サン・サルヴィ教会の回廊, Flickr

ポン・ヴィユー(Le pont Vieux, 古い橋)

タルヌ川にかかるポン・ヴィユー(Le pont Vieux, 古い橋)は、1035年に建造されたもので、何度も改築されてきた。この橋によって、タルヌ川右岸がマドレーヌ地区とともに発展してきた。14世紀には要塞化され、跳ね橋の機構を備えるようになった。それとは別に1868年にポン・ヌフ(Le pont Neuf, 新しい橋)が建造された。

(Wikipediaより)

ポン・ヴィユー ,Flickr

 

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