文化遺産
遺産名:
ナウムブルクの大聖堂
Naumburg Cathedral
国名:ドイツ
登録年:2018年
登録基準:(i)(ii)
概要:
ナウムブルク大聖堂はドイツのナウムブルク・アン・デア・ザーレ北西部にある大聖堂。聖ペテロと聖パウロに捧げられた。西の内陣に位置する『ウタ・フォン・バレンシュテットとエッケハルト』の像で知られ、ドイツ・ゴシック彫刻の代表作と言われる。2018年、第42回世界遺産委員会において世界遺産に登録された。
オットー大帝が10世紀にツァイツに置いた司教座が1028年にナウムブルクに移されたことが起源となっている。220年後にその像が刻まれる辺境伯兄弟エッケハルトとヘルマンは自分たちの城を教会に寄進して司教座設置に貢献した。最初のロマネスクの大聖堂は1044年に献堂式が行われた。その後、1217年に十字軍の遠征から帰還した司教エンゲルハルトが新しい後期ロマネスクの大聖堂の建設を開始し、増築作業は後継の司教に引き継がれた。西内陣にある12体の寄進者の等身大の像は、「ナウムブルクの名匠」(Naumburger Meister)と呼ばれる無名の彫刻家による傑作である(1250年以後)。特に辺境伯エッケハルトとその妃ウタの像は「比類ない」「完璧」と評されている。
(Wikipediaより)