文化遺産
遺産名:
ヴァロンゴ埠頭の考古遺跡
Valongo Wharf Archaeological Site
国名:ブラジル
登録年:2017年
登録基準:(vi)
概要:
ヴァロンゴ埠頭の考古遺跡は、リオ・デ・ジャネイロの中心地に位置するバラン・デ・テフェー通り沿いの公園内にある19世紀の港湾の遺跡からなるブラジルの世界遺産である。
リオ・デ・ジャネイロ市内のジョルナル・ド・コメルシオ広場(Praça Jornal do Comércio)に全体が収まっているヴァロンゴ埠頭の考古遺跡は、1811年以降にアフリカから南アメリカに上陸した奴隷の荷揚げ地として建造された石造りの港の姿を残している。推定90万人のアフリカ人がヴァロンゴ埠頭を通して南アメリカに入ったとされている。遺跡は時代によっていくつかの層で形成されており、最下層のペ・デ・モレク様式(pe de moleque style)の舗装がヴァロンゴ埠頭の本来の姿と考えられている。ヴァロンゴ埠頭はアフリカ奴隷がアメリカ大陸に到着したことを示す最も重要な物証である。2010年ごろまでは地中に埋まった状態であったが、世界遺産登録に向けて発掘が行われ広場として整備された。
(Wikipediaより)