ケニア 文化的景観

ミジケンダ諸族のカヤ聖域森林

2021年11月24日

文化遺産、文化的景観
遺産名:
ミジケンダ諸族のカヤ聖域森林
Sacred Mijikenda Kaya Forests
国名:ケニア
登録年:2008年
登録基準:(iii)(v)(vi)
概要:
カヤ(Kaya)は、ケニア海岸部の後背地にあたる山間に築かれていた要塞化した村落のことである。かつてミジケンダ諸民族にとって文化的・生活的に重要な拠点だった場所であり、ミジケンダの起源伝承とも結びついていた。2008年にユネスコの世界遺産リストに登録されたものがある。

カヤは円形の村落で、それを外円状の森林が取り囲んでいる。カヤの中央部には宗教上の重要な意味を持つ呪物(fingo, フィンゴ)が埋められており、その周囲に住居や集会場が展開している。周囲の森林は外に繋がる2本の道を除けば人の手がはいらない原生林で、祖先の霊などが出現することもある聖なる森林と考えられており、材木の切り出しなどは認められていなかった。

19世紀後半以降、物理的なカヤは廃れていくが、ミジケンダの文化的アイデンティティにとっては今なお重要な存在である。

(Wikipediaより)

-ケニア, 文化的景観
-