Australopithecus_afarensis-Lucy ,Flickr

エチオピア 検定3級 重要遺産

アワッシュ川下流域

2021年11月25日

文化遺産
遺産名:
アワッシュ川下流域
Lower Valley of the Awash
国名:エチオピア
登録年:1980年
登録基準:(ii)(iii)(iv)
概要:
アワッシュ川下流域は、アワッシュ川の下流域。また、エチオピア北東部にあるハダール村付近の一帯が、ユネスコの世界遺産に登録された際の名称。登録された主たる理由は、この地でアウストラロピテクス・アファレンシス(アファール猿人)の化石人骨「ルーシー」が発見されたことによる。

ルーシーはアメリカやフランスの合同調査隊によって1974年11月30日に発見された化石人骨で、全身の約40%の骨が見つかるという奇跡的な発見状況と、350万年前の人骨という突出した古さから、人類の進化を考察する上で、またとない貴重な証人となったのである(この古さを大幅に更新するラミダス猿人の発見は20年後のことである)。

この時の調査では、40人分の化石人骨の破片計316個が見つかっているが、ルーシーほどにまとまった量が出土した個体は他に存在しなかった。ともあれ、この時に見つかった人骨は、アウストラロピテクス・アファレンシスと名付けられることとなった。現在では、川を遡った中流域で、ルーシーよりも古い化石人骨が発見されている。

人類は誕生以来、アワッシュ川の谷間に住んでいた。アワッシュ渓谷で発見された遺跡は後期中新世、鮮新世、前期更新世(およそ560万年前から250万年前)のもので、アウストラロピテクスの代表的な個体である「ルーシー」をはじめとする多くのアウストラロピテクスの化石が含まれている。

(Wikipediaより)

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