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ケニア

トゥルカナ湖国立公園群

2021年11月25日

自然遺産
遺産名:
トゥルカナ湖国立公園群
Lake Turkana National Parks
国名:ケニア
登録年:1997年
登録基準:(viii)(x)
概要:
トゥルカナ湖国立公園群は、ケニア北部のトゥルカナ湖(Lake Turkana、旧称ルドルフ湖、Lake Rudolf)の3つの国立公園の総称で、世界遺産。 東岸に立地するシビロイ国立公園 (Sibiloi National Park) は1570平方キロメートルでエチオピア国境に30kmほど、湖の中央やや南の火山島のセントラル・アイランド国立公園 (Central Island National Park) 5平方キロメートル、南端近くのやはり火山島のサウス・アイランド国立公園 (South Island National Park) 39平方キロメートルからなる。 ケニアの他の国立公園と同じように、ケニア野生生物公社 (Kenya Wildlife Service: KWS[1]) が管理している。

荒涼とした湖岸に縁取られた翡翠色の湖水が、草木の生えていない絶壁の間を南北に伸びる印象的な景観、水鳥の大規模な生息地、数百万年前の人類の化石の産地、といった観光資源には恵まれている。 しかし、交通がきわめて不便な場所であるために訪問者は少ない。

水鳥、ナイルワニ、カバの生息地であり、多様な鳥類相と砂漠環境を持つトゥルカナ湖の生態系は植物と動物の集団の研究に理想的な場所である。また、先史時代の環境の理解につながるコービ・フォラ (Koobi Fora) の人類祖先の化石産地がある。これらが世界遺産選定の理由である。

2012年現在、オモ川のエチオピア領には大型ダムの建設が進められており、将来的に水利用が進むと湖水面の低下、塩分濃度の上昇により、生態系が危機に直面する可能性がある点について、ユネスコは懸念を表明している。2018年にはエチオピアのGibe III Damの影響に対する懸念から、危機にさらされている世界遺産リストに加えられた。

(Wikipediaより)

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