文化遺産、文化的景観
遺産名:
コロニー・オブ・ベネボレンス
Colonies of Benevolence
国名:ベルギー、オランダ
登録年:2021年
登録基準:(ii)(iv)
概要:
ベルギーに1つ、オランダに3つのコロニーを持つ文化的景観である4つの集落を網羅した国境を越えたシリアル・プロパティ。これらの集落は、19世紀の社会改革の試み、すなわち遠隔地に農業コロニーを設立して都市部の貧困を緩和しようとする試みの証人となっている。1818年に設立されたフレデリクスールード(オランダ)は、これらのコロニーの中で最も早く設立されたコロニーであり、国レベルでの貧困削減を目的とした協会であるSociety of Benevolence(慈善協会)の元々の本部があった。他にも、オランダのウィルヘルミノールード、ヴェーンハイゼン、ベルギーのヴォーテルのコロニーも含まれている。孤児、乞食、浮浪者などを国と契約して収容し、ヴェーンハイゼンのような「自由のない」コロニーを作り、大規模な寮や大規模な農場を作り、警備員の監視の下で働かせるようにした。コロニーは、直交する線に沿ったパノラマ的な集落として設計された。コロニーは、直交する線に沿って、全方位的な集落として設計されており、住宅、農家、教会などの共同施設を備えている。19世紀半ばのピーク時には、オランダでは11,000人以上の人々がコロニーに住んでいた。ベルギーでは1910年に6,000人が居住していた。
(『世界遺産センター』HPより)
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関連動画へのリンク
UNESCO公式HP(英語版)へのリンク
https://whc.unesco.org/en/list/1555