文化遺産
遺産名:
オルホン渓谷の文化的景観
Orkhon Valley Cultural Landscape
国名:モンゴル
登録年:2004年
登録基準:(ii)(iii)(iv)
概要:
モンゴル高原を流れるオルホン川の両岸に広がる雄大な放牧地。その渓谷の文化的景観は、2000年以上に渡って培われてきた遊牧民の伝統を例証するものとして、ユネスコの世界遺産に登録された。12万ヘクタールに及ぶこの地域には、6世紀にまで遡る考古遺跡が数多く存在している。この地域には、チンギス・ハーンによって築かれ、13~14世紀に栄えたモンゴル帝国の首都カラコルムも含まれている。オルホン渓谷には、6~7世紀にモンゴル高原から中央アジアまでを支配したテュルク系の突厥(トッケツ)が残されている。渓谷に建つ石碑には、遊牧系最古の文字とされる突厥文字が刻まれている。
Photo by Richard Mortel, 2 Girlz Loving Life, Sergio Tittarini from Flickr
オルホン碑文
8世紀初頭のビルゲ・カガンからキョル・テギンまでの突厥文字による記録。突厥のモニュメントの中で最も際立ったものである。1889年から1893年にかけて、ロシアの考古学者たちが発見し、解読した。
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