文化遺産
遺産名:
コロンス島:歴史的共同租界
Kulangsu, a Historic International Settlement
国名:中国
登録年:2017年
登録基準:(ii)(iv)
概要:
「コロンス島」(鼓浪嶼)は、中国の厦門の西に浮かぶ小さな島である。19世紀半ばから20世紀初頭にかけ、欧米列強や日本はその強大な武力を後ろ盾に清国と不平等条約を結び、沿岸の港湾都市に外国人が行政権や警察権を持つ外国人居留地(租界)を設置した。租界のうち、複数の国が租界権を持った場所を「国際共同租界」といい、コロンス島も1903年、国際共同租界の一つになった。現代のコロンス島は中国の有名な観光地であり、伝統的な福建省南部の様式、新古典主義様式、そしてコロニアル様式などの異なった様式が混ざり合った建物を街並みの中に見ることができる。特に、20世紀初頭にはモダニズムとアール・デコが融合した「アモイ・デコ・スタイル」と呼ばれる建築様式が生まれ、コロンス島独特のものとして貴重な文化遺産となっている。
Photo by YI ZOU, Amélie lai, Daniel M Shih, Mark Niblick from Flickr
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