文化遺産
資産名:
シャンティニケタン
Santiniketan
国名:インド
登録年:2023年
登録基準:(iv)(vi)
概要:
1901年、著名な詩人であり哲学者でもあったラビンドラナート・タゴールによって西ベンガル州の片田舎に設立されたシャンティニケタンは、古代インドの伝統と、宗教的・文化的境界を超えた人類の統一というビジョンに基づく全寮制の学校であり、芸術の中心地であった。1921年、シャンティいティニケタンに「世界大学」が設立され、人類の統一、すなわち「ヴィスヴァ・バーラティ」が承認された。シャンティニケタンは、20世紀初頭の一般的なイギリス植民地時代の建築やヨーロッパのモダニズムとは一線を画し、アジア全域の古代、中世、民俗の伝統を取り入れながら、汎アジア的な近代性へのアプローチを示している。(世界遺産センターHPより)
シャンティニケタンは、西ベンガル州ビルブム県にある大学都市である。19世紀後半にデベンドラナート・タゴールによって設立され、その後、ベンガル・ルネッサンスの立役者である息子のラビンドラナート・タゴールによって発展させられ、その構想は、古代のグルクラ教授法を取り入れた現在の大学都市となった。インディラ・ガンディー(かつてインド首相)、サタジット・レイ(アカデミー賞受賞映画監督)、アマルティア・セン(ノーベル賞受賞者)など多彩な人材を輩出し、偉大な芸術家や音楽家を輩出してきた。シャンティニケタンはバウル文化でも有名だ。年間約120万人の観光客がシャンティニケタンを訪れる。(Wiki Voyageより)