文化遺産
遺産名:
カジュラーホの寺院群
Khajuraho Group of Monuments
国名:インド
登録年:1986年
登録基準:(i)(iii)
概要:
カジュラーホーは、インドのマディヤ・プラデーシュ州の小都市。首都デリーから南東に620kmの位置にある人口約5000人弱の小さな村である。10世紀初頭から12世紀末ごろのチャンデーラ朝時代に、カジュラーホーでは、85か所に及ぶ寺院が建設されたと考えられている。現存しているのは25か所のみで、東西約2キロメートル、南北約3キロメートルの約6平方キロメートルの範囲に分布し、2か所のヒンドゥー教寺院で構成される南グループ、ジャイナ教寺院が主体の東グループ、ヒンドゥー教寺院のみで構成され、もっともよく建造物が残存している西グループの三つの寺院群にわけられる。ヒンドゥー教寺院は、ヴィシュヌ派の寺院が主体となっている。またヒンドゥー教かジャイナ教かによって建築や彫刻に極端な差はほとんどみられず、ミトゥナ像(男女交合のエロティックな彫刻)を含む官能的なレリーフ群も共通して見られ、いずれも豊穣祈願が込められていると考えられている。(Wikipediaより)
Photo by Liji Jinaraj, Kalyan Mohan Paul, mauro gambini from Flickr