文化遺産
遺産名:
デルフィの考古遺跡
Archaeological Site of Delphi
国名:ギリシャ
登録年:1987年
登録基準:(i)(ii)(iii)(iv)(vi)
概要:
古代ギリシャの聖地デルポイの現代名。デルフィの遺跡は、オリンポス十二神の一神で預言と音楽をつかさどる太陽神アポロンの聖地である。「世界のへそ(中心)」と考えられていたデルフィには、巫女による「アポロンの神託」が行われたアポロン神殿をはじめ、紀元前8〜前4世紀にギリシャ世界随一の聖地として栄えた当時の建造物が数多く残されている。(Wikipedia、世界遺産300より)
Photo by dom.diluzio, Ignace Fermont , TravelWithSethAndKelly, nataliegoes, Steve Lionel, Alexandra Baackes from Flickr
デルフイの神託
デルフィの神託はすでにギリシア神話の中にも登場し、人々の運命を左右する役割を演じる。デルポイの神託が登場する神話には、オイディプース伝説がある。神殿入口には、神託を聞きに来た者に対する3つの格言が刻まれていたとされる。
- γνῶθι σεαυτόν - 「汝自身を知れ」
- μηδὲν ἄγαν - 「過剰の中の無」(多くを求めるな)
- ἐγγύα πάρα δ᾽ ἄτη - 「誓約と破滅は紙一重」(無理な誓いはするな)
神がかりになったデルポイの巫女によって謎めいた詩の形で告げられるその託宣は、神意として古代ギリシアの人々に尊重され、ポリスの政策決定にも影響を与えた.
主な構成資産
アポロン神殿
ギリシャ中部、パルナソス山麓の古代都市デルフォイにある神殿。紀元前6世紀に建造。火災や地震の被害を受けて、その都度再建された。現在は紀元前370年頃の遺構があり、6本の柱が復元されている。幅23メートル、長さ60メートルのドリス式の神殿で、古代ギリシャで最も重要な神託所となった。
古代劇場跡
Tholos, Sanctuary of Athena
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関連動画へのリンク
Delphi, Greece: Spectacular Ancient Site
UNESCO公式HP(英語版)へのリンク
https://whc.unesco.org/en/list/393