文化遺産
遺産名:
カルタゴの考古遺跡
Archaeological Site of Carthage
国名:チュニジア
登録年:1979年
登録基準:(ii)(iii)(vi)
概要:
カルタゴは、紀元前にアフリカ大陸の北岸を中心に、地中海貿易で栄えた、フェニキア人による国家。中心となる都市(首都)はチュニス湖東岸にあった。カルタゴは造船技術や水運や海上貿易のノウハウに優れ、地中海の貿易によって、盛時には巨大な経済力や軍事力を誇り、地中海の西部の海上交易を支配し、地中海貿易の中心地として機能した国際的な都市国家であり、文化の中心地としても栄え、(陸上でも)アフリカ北岸の広域やイベリア半島の南側を領土として支配した国家である。地中海南岸に本拠地を持つ当時の(超)大国であり、地中海北側に本拠地を持つローマと対等に競い合った国家である。地中海北側から突き出たイタリア半島を本拠地に次第に台頭してきたローマと、地中海の覇権を競うライバル関係となり敵対し、地中海覇権の鍵を握る地中海の中央部の島々(シシリア島など)の支配をめぐってローマと軍事的に激突。カルタゴとローマの間の一連の戦争は、「ポエニ戦争」と呼ばれている(紀元前264年~紀元前146年)。古代カルタゴの遺跡は、フェニキア人の最高神を祀ったトフェの墓地や住居跡のポエニ街などにわずかに見られるものの、ローマの都市計画で造り変えられたため、遺跡はほとんどがローマ時代のもの。(Wikipediaより)
Photo by Stephen Downes, henrik_hallgren, from Flickr
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