文化遺産
遺産名:
古代都市テーベと墓地遺跡
Ancient Thebes with its Necropolis
国名:エジプト
登録年:1979年
登録基準:(i)(iii)(vi)
概要:
古代都市テーベは地中海から800キロメートル南、ナイル川の東に位置する。都市の遺跡は現代のエジプトの都市ルクソールの中に広がっている。テーベは上エジプト第4州の主要都市であり、新王国時代のエジプトの首都であった。テーベは貴重な鉱物資源と交易ルートがあるヌビアと東部砂漠に近接していた。この都市は信仰の中心であり、その全盛期にはエジプトで最も富裕な都市であった。テーベの市域には、カルナックとルクソールが本来立っていたナイル川東岸と、上流階級と王家の墓地と葬祭殿群によるネクロポリスがある西岸地区が含まれる。(Wikipediaより)
主要な遺跡
アメン大神殿
この神殿はそれまでに建設された2番目に大きな宗教建造物であり、テーベの守護神アメンの信仰の根拠地であった。また、強大なアメン大司祭の居館でもあった。エジプトの多くの神殿との違いは、それが建設された期間である。この神殿は中王国に建設が始まってから2000年以上増改築が続けられた。この神殿の主な特徴は10ある巨大なピュロン(塔門)と、大列柱室、聖なる湖、付属神殿、数多くの社と複数のオベリスクである。この神殿は古代エジプトの歴史の大部分において最も重要な神殿であった。

アメン大神殿 (Flickr)
ルクソール神殿
テーベにある他の神殿と異なり、神や王の葬祭に捧げられていない。そうではなく、王権の再生に捧げられていた。この神殿では多くのエジプトのファラオ達の戴冠の場であったかもしれない。この神殿はオペト祭の中心となる場所であり、テーベ三柱神(英語版)の聖なるバークがカルナックからルクソール神殿まで旅をして、ファラオの戴冠式の神聖さを強調した。

ルクソール神殿x (Flickr)
関連動画へのリンク
Ancient Thebes with its Necropolis (UNESCO/NHK)
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