文化遺産
遺産名:
ヴィースの巡礼教会
Pilgrimage Church of Wies
国名:ドイツ
登録年:1983年
登録基準:(i)(iii)
概要:
ヴィースの巡礼教会はドイツバイエルン州南部、ヴィースにあるキリスト教教会。1738年、ある農家の夫人がシュタインガーデン修道院の修道士が彫った「鞭打たれるキリスト」の木像をもらい受けたところ、6月14日このキリストの像が涙を流したという。教会ではこれを奇跡とは認定しなかったが、この噂は「ヴィースの涙の奇跡」として広まり、巡礼者が農家に集まるようになった。1740年には牧草地の小さな礼拝堂に移したが、巡礼者は増える一方であった。そこでシュタインガーデン修道院が先頭に立ち、一般からの浄財を募るなどして建設資金を捻出し、1746年から建造されたのがこの教会である。1754年に献堂式が行われ、最終的に完成したのは1757年であった。設計はドイツ・ロココの完成者として名高いドミニクス・ツィンマーマンで、それまでにも数多くの建築を手がけていたが、この教会には特別な愛情と情熱を傾け、完成後もこの教会から離れることを嫌い、すぐ近くに居を移し、亡くなるまでこの教会を見守り続けた。(Wikipediaより)
Photo by Igor Sorokin, Suresh Krishna, Jules, Helen T, David Southerland from Flickr
「むち打たれるキリスト」の木像
関連動画へのリンク
ヴィースの巡礼教会(ユネスコ/ NHK)
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