文化遺産
遺産名:
ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター・アビーとセント・マーガレット教会
Palace of Westminster and Westminster Abbey including Saint Margaret’s Church
国名:イギリス
登録年:1987年
登録基準:(i)(ii)(iv)
概要:
ウェストミンスター宮殿は、イギリスのロンドン中心部、テムズ川河畔のウェストミンスターに存在する宮殿。現在は英国議会が議事堂として使用している。併設されている時計塔(ビッグ・ベン)とともにロンドンを代表する景色として挙げられる。道路を挟んで西側にはウェストミンスター寺院が建つ。1834年に発生した宮殿の火災によって宮殿の大半は焼失した。宮殿の再建を協議する王立の委員会が設けられ、ゴシックまたは新古典主義のいずれかのデザインで建設することを決定した。1836年に委員会は97の計画案の中からチャールズ・バリーの設計したゴシック・リヴァイヴァル様式のデザインを採用した。1840年に礎石が据えられ、貴族院議事堂は1847年に、庶民院議事堂は1852年に完成した。ウェストミンスター寺院は、イングランド国教会の教会。聖ペテロ修道教会。戴冠式などの王室行事が執り行われ、内部の壁と床には歴代の王や女王、政治家などが多数埋葬されている。聖マーガレット教会 は、ウェストミンスター寺院と同じ敷地内にあり、英国議会が議場をおくウェストミンスター宮殿の教区教会である 。(Wikipediaより)
Photo by Asep Setiawan, Paul J, Nathaniel Richards,, wkocjan, GuyG. from Flickr & Shutterstock
主な構成資産
ウェストミンスター宮殿
ウェストミンスター宮殿のおかれているテムズ川河畔は中世を通して戦略上の要衝であった。すくなくともアングロ・サクソンの時代には既にこの地に何らかの建物が建設されていた。イングランド中世にはカヌート王によって初めて宮殿として用いられるようになり、サクソン王朝の最後から2代前のエドワード王はシティ・オブ・ロンドンの西、ソーニー・アイランドに宮殿とウェストミンスター寺院を建設した。中世後期をとおしてウェストミンスター宮殿は王の住居であり続けた。1295年に設立された初めてのイングランド議会である模範議会も宮殿内で開催されている。
1834年10月16日に発生した宮殿の火災によって宮殿の大半は焼失した。ウェストミンスター・ホールおよびジュエル・タワー、聖スティーヴン礼拝堂の地下室、回廊のみが焼失を免れた。宮殿の再建を協議する王立の委員会が設けられ、ゴシックまたは新古典主義のいずれかのデザインで建設することを決定した。古典様式を好む人々はゴシックの粗野さは議事堂に似合わないと主張したが、キリスト教に基づいており好ましいとするオーガスタス・ピュージンを含む一派の計画が採用された。1836年に委員会は97の計画案の中からチャールズ・バリーの設計した「ゴシック・リヴァイヴァル様式」のデザインを採用した。1840年に礎石が据えられ、貴族院議事堂は1847年に、庶民院議事堂は1852年に完成した。その後建物の主要部分は1860年に完成した。
ウェストミンスター寺院
ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)は、イギリスのロンドン・ウェストミンスターにある、イングランド国教会の教会。聖ペテロ修道教会。戴冠式などの王室行事が執り行われ、内部の壁と床には歴代の王や女王、政治家などが多数埋葬されている。墓地としては既に満杯状態で、新たに埋葬するスペースはもはやなくなっている。国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)が隣接している。
ウィリアム1世以来、エドワード5世、エドワード8世を除く全てのイギリスの歴代の王が、「エドワード懺悔王の礼拝室」で戴冠式を行っている。この部屋にはかつてスコットランドから持ち帰られた、スコットランド王権を象徴するスクーンの石が嵌めこまれた戴冠式用の玉座があったが、スクーンの石は1996年にスコットランドに返還された。
イギリス中世の大規模なゴシック建築である。11世紀にエドワード懺悔王が建設し、1066年以降、英国国王の戴冠式が行われている。1245年、ヘンリー3世により、フランスの建築家を招き、フランスのゴシック建築にならって改装を始めた。14世紀末までにおおよそ完成するが、墓所の増築や西側正面部分、塔など20世紀に至るまで長期間にわたり、時代によってさまざまな様式で増改築されている。
多くの学校や職場で使用されている始業、終業のチャイムの音階は、同寺院のために1927年に作曲された「ウェストミンスターの鐘」が元となっている。
(Wikipediaより)
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関連動画へのリンク
Palace of Westminster 🇬🇧 London Video Guide - Travel & Discover
Charles Barry and A.W.N. Pugin, Palace of Westminster (Houses of Parliament)
UNESCO公式HP(英語版)へのリンク
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Palace of Westminster and Westminster Abbey including Saint Margaret’s Church - UNESCO World Heritage Centre
UNESCO World Heritage Centre
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