プラス100 ベルギー 検定2級 重要遺産

ブリュッセルのグラン・プラス

2021年6月24日

文化遺産
遺産名:
ブリュッセルのグラン・プラス
La Grand-Place, Brussels
国名:ベルギー
登録年:1998年
登録基準:(ii)(iv)
概要:
ベルギーのブリュッセルの中心地にある大広場。ヴィクトル・ユゴーが賛嘆したことでも知られるこの大広場は、世界で最も美しい広場のひとつといわれている。広場の四方を囲む建物はヨーロッパの商工業者の間で相互扶助を目的に結成された同業者組合(ギルド)の建物、ギルドハウス。今でもそれぞれのギルドを象徴する紋章などを建物の屋根や、壁に見ることができる。市庁舎は1402年から1455年の間に建造されたフランボワイヤンゴシック様式の建物で、高さ96mを誇る塔が目印である。しかし、左右非対称であり、良く見ると塔も建物の中心にはない。塔の上にはドラゴンを退治するブリュッセルの守護天使が金色に輝いている。王の家は、市庁舎と広場を挟んで反対側にある重厚な建物。王の家と呼ばれているが、実際にここに王様が住んだことはない。15世紀にブラバント公の行政庁が置かれ、これを理由に人々は“公の家”と呼び始めた。その後、公がスペイン王になると“王の家”と呼ぶようになった。現在は改築され、市立博物館となっている。(Wikipedia、Travel Bookより)

9570271_de0859f169_o
5680900087_d8ea39185b_k
28261648327_79602f0022_k
28386484614_25e4733c1d_k
33806991398_e56d298986_o
45198446822_b68e288f84_k
belgium-3615566_1920
grand-place-3614619_1920
previous arrow
next arrow
Shadow

Photo by Patrick Chateau, Nogwater, Nicolas Baron, Philippe, Pierre Bourgeois, R Boed from Flickr

主な構成資産

市庁舎

市庁舎は1402年から1455年の間に建造された。この建物は中世におけるグラン=プラスの建築様式を伝える唯一の証人となっている。オリジナルを建築したのはヤコブ・ファン・ティエネン (Jacob van Thienen) だったようである。若き日の勇胆公シャルルが1444年に礎石を置いた右側は、ギヨーム・ド・ヴォーゲル (Guillaume de Voghel) の手になるものである。ゴシック様式の96メートルの塔はヤン・ファン・ルイスブロエク (Jan van Ruysbroek) が手がけたものであり、頂上には竜を打ち倒す天使ミシェル像が飾られている。ミシェルはブリュッセルの守護天使である。

市庁舎 (Flickr)

王の家 la Maison du Roi

王の家 (la Maison du Roi) は、12世紀以降パン市場として親しまれた木造建築物で、それゆえオランダ語では「パンの家」(broodhuis) と呼ばれる。15世紀になると石造にかわり、ブラバント公の行政庁が置かれた。これが理由で人々はこの建物を「公の家」と呼ぶようになり、公がスペイン王になると「王の家」と呼ぶようになった。のちにカール5世は自分の塔をゴシック様式で建てさせた。現在もその姿を見ることが出来ているように思えるが、実際には当時の塔も回廊も存在しない。1695年の砲撃などで損害を蒙ったためであり、現在のものは1875年にネオゴシック様式で再建されたものである。

王の家 (fra.bous, Flickr)

ギルドハウス

グラン=プラスは様々なギルドを淵源に持つ建物に囲まれ、壁に飾られた包丁や樽、手押し車などの紋章がそれぞれの職業をあらわしていて、これらの建物にはそれぞれ名前が付けられている。

ギルドハウス (HEN-Magonza, Flickr)

世界遺産クイズ

世界遺産検定クイズ

「ブリュッセルのグラン・プラス」の説明として、正しくないものはどれか。

関連動画へのリンク

Rick Steves' Europe

-プラス100, ベルギー, 検定2級, 重要遺産
-