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グレート・バリア・リーフ

2021年6月26日

概要

自然遺産
遺産名:
グレート・バリア・リーフ
Great Barrier Reef
国名:オーストラリア
登録年:1981年
登録基準:(vii)(viii)(ix)(x)
概要:
グレートバリアリーフは、オーストラリア北東岸に広がる世界最大のサンゴ礁地帯。グレートバリアリーフは宇宙空間からも確認できるほど広大であり、生物が作り出した単一の構造物としては世界最大である。しかし、その生物とは微小なサンゴやポリプ等の有機体であり、これらが数十億集まって形成しているサンゴ礁。そして、この暗礁は生物多様性を支える重要な役目を持っている。表面流出や気象変動によるサンゴの白化現象オニヒトデの異常繁殖など、生態系に打撃を与える環境変化が発生している。これらへの対策も取り組まれており、その統合沿岸管理 (ICM) は先端的な事例にも挙げられる。(Wikipediaより)

地図

スライドショー

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Photo by Rafael Wagner, ChrisHabegger, Moni Bordt, Dave C., V. Petkov from Flickr

生態系

グレートバリアリーフは、危急種や絶滅危惧種などに相当する固有種等、多くの生命にとって安住の地でもある。クジラやイルカなど30種がグレートバリアリーフで確認され、その中にはネズミイルカ科、ミンククジラ、ウスイロイルカ属、ザトウクジラ等も含まれる。ジュゴンの個体数も多い。ウミガメの仲間は6種類。アオウミガメ、オサガメ、タイマイ、アカウミガメ、ヒラタウミガメ、ヒメウミガメが見つかっている。鳥は215種、この中には22種の海鳥と32種の海岸線に棲む鳥を含み、暗礁を巣やねぐらの場にしている。

サンゴは約71属400種。イシサンゴの仲間もウミトサカの仲間も見られる[35]。ほとんどが配偶子で生殖する種類であり、春や夏の水温上昇や月齢、および日周期の影響を受けて配偶子を一斉に放つ行動を取る。オニヒトデはサンゴのポリプを餌とする。これらのヒトデの数が多いと、サンゴ礁は荒らされることになる。

「危機遺産」指定を回避(2021年 世界遺産委員会)

ユネスコは2021年6月、気候変動や水質悪化に伴うサンゴの減少を理由に、「グレート・バリア・リーフ」の危機遺産指定を提案していた。これに対し、指定回避のため、豪政府は懸命なロビー活動を行った。その結果、国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の第44回世界遺産委員会は7月23日、オーストラリアのサンゴ礁「グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)」を「危機にさらされている世界遺産」に指定することを見送った。スーザン・リー(Sussan Ley)豪環境相は、委員会に宛てた文書で、「グレートバリアリーフ保護におけるオーストラリアの尽力を認めてくださったことに心から感謝する」と謝意を示した。

世界遺産クイズ

世界遺産検定クイズ

世界遺産「グレート・バリア・リーフ」の説明として、正しくないものはどれか。

関連動画へのリンク

Great Barrier Reef (UNESCO/NHK)

Great Barrier Reef | Exploring Oceans

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