自然遺産
資産名:
ヨセミテ国立公園
Yosemite National Park
国名:アメリカ合衆国
登録年:1984年
登録基準:(vii) (viii)
概要:
アメリカ西部カリフォルニア州のシェラネヴァダ山脈の西側斜面に広がる自然公園です。氷河によって形成されたU字谷や湖、数多くの滝、巨岩がスケールの大きな絶景を作り出している。なかでも、ドーム型の岩山を半分に切り取ったようなハーフドームは氷河によって生み出されたもので、ヨセミテ公園のシンボルにもなっている。ヨセミテ国立公園は、シエラネバダ山脈の中で最大規模の、最もまとまった動植物の生息地であり、生物の多様性を育んでいる。公園は高度600mから4,000mの地域を含み、大きく分けて次の5つの植生帯から成っている。低木・オーク林帯、低地・低山植生帯 、高地・低山植生帯 、亜高山帯 、および高山帯 である。カリフォルニア州には7,000種の植物が生えているが、そのうちの50%がシエラネバダ山脈にあり、20%以上がヨセミテ公園内に見られる。160種以上の稀少植物の植生地域があり、その形成にはヨセミテのたぐいまれな地質学的形成過程と、特異な土壌が寄与している。また、アメリカグマや、アライグマなどの哺乳類が約100種類、鳥類が200種類以上生息している。セコイアの大木でも有名である。(Wikipedia)
有名なポイント
ハーフドーム
ハーフドームは、ヨセミテ渓谷に面する北西側が急峻に切り立っており、南東側は丸みを帯びている。半球を縦に割った様な形状から、ハーフドームという名前が付けられた。ヨセミテ渓谷の底からの高さは5000フィート(1524メートル)近く、海抜は約8800フィート(2682メートル)である。1870年代半ばまで、ハーフドームは「絶対に登頂不可能 (perfectly inaccessible)」と言われていたが、1875年、ジョージ・アンダーソンが初めて南東側から登頂に成功した。
ハーフ・ドーム周辺のハイキング・ルート
エル・キャピタン
ヨセミテ渓谷の北側にそそり立つ。渓谷の谷床からは約1,000mあり、花崗岩の一枚岩(モノリス)としては世界一の大きさである。南西壁及び南東壁には数多くのクライミングルートが切り開かれており、ロッククライミングの名所として知られる。
マーセド川
ヨセミテ国立公園の南部を通る時の急な流れで知られており、ヨセミテ渓谷の複雑な地形を作り出す役割を果たした。しかし、平野部に出ると川の様相は一変し、農地の間をゆったりと流れる。この川の流域には、ミウォク族やパイユート族といったアメリカン・インディアンの部族が、何百年にもわたって住んでいた。彼らは、肥沃な土壌に育まれた豊かな動植物を糧に生活していた。更に歴史を遡れば、北アメリカの太平洋岸が地殻変動により隆起してシエラネバダ山脈が形成される過程で、川の上流では大規模な浸食が、下流では沖積層の堆積が生じた。
マーセド川周辺のハイキング・ルート
ブライダルベール滝
ヨセミテ渓谷にある最も有名な滝の1つで、毎年ヨセミテ国立公園への何百万人もの観光客が訪れる。滝は、高さ188メートルで、1年中水が流れている。アワニチ族は、ブライダルベール滝はポホノと名付けられた渓谷の入口を守る復讐神が住んでおり、渓谷を去るときには、滝に直接立ち寄ると祟られると信じている。さらに彼らは、ブライダルベール滝の霧が人の結婚する機会をつくるとも信じている。
グレイシャーポイント
ヨセミテバレーの南壁の標高2199メートルの場所にある展望台。カリー・ビレッジの直上975メートルにあたる。ここからはヨセミテ滝、ハーフドーム、バーナル滝、ネバダ滝、クラウズレストを含むヨセミテ国立公園のすばらしい眺望が得られる。
グレイシャーポイント周辺のハイキング・ルート
世界遺産クイズ
世界遺産検定クイズ
関連動画へのリンク
Complete Travel Guide for Yosemite Valley | Yosemite National Park
Yosemite National Park : Expedia
Top 5 Must-See Attractions in Yosemite | National Geographic
UNESCO公式HP(英語版)へのリンク
https://whc.unesco.org/en/list/308