Salines Royales - Arc et Senans, Flickr

フランス 検定2級 重要遺産

サラン・レ・バン大製塩所からアルケ・スナン王立製塩所までの天日塩生産所

2021年11月14日

文化遺産
遺産名:
サラン・レ・バン大製塩所からアルケ・スナン王立製塩所までの天日塩生産所
From the Great Saltworks of Salins-les-Bains to the Royal Saltworks of Arc-et-Senans, the Production of Open-pan Salt
国名:フランス
登録年:1982年
登録基準(i)(ii)(iv)
概要:
サラン=レ=バンの大製塩所からアル=ケ=スナンの王立製塩所までの煎熬塩の生産は、製塩業の歴史を物語るとともに、かつて計画された理想都市の面影を含むフランスの産業遺産として、国際連合教育科学文化機関(UNESCO) の世界遺産リストに登録されている物件である。1982年にまずアル=ケ=スナンの王立製塩所が単独で登録され、2009年にサラン=レ=バンの大製塩所の拡大登録にともない、現在の名称となった。

アル=ケ=スナンはもともとアルクとスナンという2つの村から成っていた。ここに製塩施設を建設する計画は1770年代に持ち上がった。1771年にフランシュ=コンテの製塩所総監督に就任していたクロード・ニコラ・ルドゥーは、アル=ケ=スナンに製塩所を建設するにあたり、既存の製塩施設の視察や研究を行なった。アル=ケ=スナンが選ばれたのは、王領であるショーの森が広がっており、薪の調達に不自由しなかったためである。実際、王立製塩所が建設されると、毎日12トンもの薪が消費され、30トンを超える塩が生産されることになる。アル=ケ=スナンの王立製塩所は、経済面では期待された成果を収めることはできなかったが、ルドゥーが建設した先進的な産業建築としての価値を持っている。ルドゥーは晩年の著書『芸術・習俗・法制との関係から考察された建築』において、監督官の邸宅を中心とする円形の理想都市の計画を示しており、アル=ケ=スナンの王立製塩所は、未完に終わった理想都市としばしば見なされている。

(Wikipediaより)

関連動画へのリンク

世界遺産クイズ

サラン・レ・バン大製塩所からアルケ・スナン王立製塩所までの天日塩生産所について、正しいものはどれか

UNESCO公式HP(英語版)へのリンク

https://whc.unesco.org/en/list/203

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