ソルテア ,Flickr

イギリス 検定1級

ソルテア

2021年11月14日

文化遺産
遺産名:
ソルテア
Saltaire
国名:イギリス
登録年:2001年
登録基準(ii)(iv)
概要:
ソルテア (Saltaire) は、イングランドのウェスト・ヨークシャー州シティ・オブ・ブラッドフォードにあるヴィクトリア時代のモデル・ヴィレッジ (model village) である。エア川とリーズ・リヴァプール運河 (Leeds and Liverpool Canal) の流域にある。この町はユネスコの世界遺産登録物件であると同時にヨーロッパ産業遺産の道のアンカーポイントの一つでもある。

ソルテアは開明的な資本家サー・タイタス・ソルト (Titus Salt) によって1853年に建設された。ソルテア (Saltaire) という町の名前はソルト (Salt) とエア川 (Aire) を組み合わせたものである。彼はブラッドフォードで5つの工場を経営していたが、それを全てこの地に移転・集約した。その目的には労働者たちの処遇を向上させる事や運河や鉄道による地の利を活かして巨大な繊維工場を作る事が含まれていた。彼は建築業者として、ブラッドフォードのロックウッド・モーソン社 (Lockwood and Mawson) を雇った。

ソルトは、博愛的な父子主義(パターナリズム)の精神にもとづき、ブラッドフォードのスラムよりもずっと上質で小綺麗な石造家屋を労働者たちのために建ててやり、水道のある洗濯所、学校、教会、集会所などの生活にかかせない施設はもちろん、書館や読書室、コンサートホール、ビリヤード場、科学的な研究室、スポーツジムなどを備えた娯楽・教育施設も建て、施設救貧院、村民向けの菜園、公園、ボートハウスなども整備した。 1872年から1873年にかけて欧米諸国を歴訪した岩倉使節団は1872年10月25日にソルテアを訪問している。経済的な発展と、人道に対する配慮が調和した美しい街並みは、産業革命以後の都市計画の模範とされている。

(Wikipediaより)

世界遺産クイズ

ソルテアの説明として、正しいものはどれか

関連動画へのリンク

サルタイラー(ユネスコ/ NHK)

UNESCO公式HP(英語版)へのリンク

https://whc.unesco.org/en/list/1028

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