文化遺産、文化的景観
遺産名:
シンガポール植物園
Singapore Botanic Gardens
国名:シンガポール
登録年:2015年
登録基準:(ii)(iv)
概要:
シンガポール植物園は、シンガポールにある植物園である。英語名のままボタニック・ガーデンと呼ぶこともある。敷地は63.7ヘクタールもの広さ(東京ドーム13個分)を擁し、ひと回りするには3時間以上かかると言われている。敷地は南北に細長い形をしており、北から順にブキット・ティマ・エリア、中央エリア、タングリン・エリアの3つに区分されている。開園時間は午前5時から夜中の12時までの年中無休で、国立洋ラン園(ナショナル・オーキッド・ガーデン)以外は入場料は必要ない。2015年の第39回世界遺産委員会で世界遺産リストに登録された。初のシンガポールの世界遺産である。
1822年、トマス・スタンフォード・ラッフルズや熱心な植物学者によって最初に"実験植物園"が設立された。この"植物園"の主な目的は、果物、野菜、香辛料、その他の素材などを産出する経済的に重要な栽培穀物の価値を見極めることであった。この最初の"実験植物園"は1829年に閉鎖される。
それから30年も経たない1859年に、植民地政府から与えられた32ヘクタールの土地をもとに農業園芸協会が、現在の"シンガポール植物園"を設立し、ローレンス・ニーベン(Laurence Niven)が監督者および景観デザイナーとして雇われた。現在の植物園の配置は、このニーベンがデザインしたものに大方基づいている。
(Wikipediaより)