文化遺産
遺産名:
ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会
Churches of Peace in Jawor and Świdnica
国名:ポーランド
登録年:2001年
登録基準:(iii)(iv)8vi)
概要:
ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会群は、ポーランドのドルヌィ・シロンスク県にあるヨーロッパ最大の木造宗教建築物である。グウォグフにもあったが、1758年に焼失した。「平和教会」(Friedenskirchen) と名付けられた福音派の教会が、現ポーランド領下のシレジア地方のヤヴォル、シフィドニツァ、グウォグフに建てられた。ヤヴォルの教会は聖霊の祈りに基づいたもので、シフィドニツァの教会は聖三位一体の祈りに基づいたものであった。それらは17世紀半ばのヴェストファーレンの平和のあとに起こった宗教論争のときに建てられたものなので、「平和教会」と名付けられた。
その物理的・政治的諸条件から、平和教会は信教の自由の模索への証明としての責務を負わされる存在となった。また、一般的にはハプスブルク家の下でのカトリック教会と結び付けられていたルーテル教会のイデオロギーの稀な発露となることが求められたのである。ハプスブルク家としては、プロテスタント社会に対する宗教的寛容さを示す必要に迫られた。その寛容性を体現するための記念碑的建造物であった。シレジアのプロテスタントたちは3つの教会を建てることを許されたが、建設期間は1年以内、(砦にさせないために)石やレンガを使ってはいけない、という命令の為それは木造で、しかも釘を一切使わないものであった。現存する二つの平和教会はユネスコの世界遺産に登録されている。
(Wikipediaより)
Photo By Marcin Mazurkiewicz, Adam Smok, M. M. Czarnecki, Grzegorz Polak, Marcin Mazurkiewicz, magro_kr, K B, Ministry of Foreign Affairs of the Republic of Poland from Flickr
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