文化的景観
遺産名:
トカイ地方のワイン産地の歴史的文化的景観
Tokaj Wine Region Historic Cultural Landscape
国名:ハンガリー
登録年:2002年
登録基準:(iii)(v)
概要:
トカイのワイン産地の歴史的・文化的景観は、ハンガリーの世界遺産の一つである。トカイ地方は、今日のハンガリー北東部に位置する歴史的なワイン産地で、28の有名な村と7000ヘクタールのブドウ畑から成る。ブドウ畑のうち、現在も栽培が行われているのはおよそ5000ヘクタールである。トカイのワイン地方は、ブドウ畑の文化的景観がユネスコの世界遺産に登録されている珍しい例の一つではあるが、世界遺産に登録される遥か以前より、貴腐ワインの名産地としてその名を知られていた。世界三大貴腐ワインの一つ、アスーワインの産地として知られる。
トカイワインの評判は、1703年に時のトランシルバニア領主ラーコーツィ・フェレンツ2世がフランス王ルイ14世に大量に寄贈したことで、さらに高まった。以降、ヴェルサイユ宮殿ではトカイワインが出され、ルイ14世はその高貴な味わいに喜び、「王者のワインにしてワインの王者」(Vinum Regum, Rex Vinorum)と称えた。
(Wikipediaより)
(Flickrより)