文化遺産
遺産名:
ザンクト・ガレンの修道院
Abbey of St Gall
国名:スイス
登録年:1983年
登録基準:(ii)(iv)
概要:
ザンクト・ガレン修道院は、スイスのザンクト・ガレンにある中世以来の歴史を誇る修道院。現在の建物は18世紀に建造されたものであって中世修道院の面影はないが、バロック建築の傑作として評価されている。また、かつて何世紀にもわたりベネディクト会の中心的修道院のひとつであったこの修道院の付属図書館には、数多くの写本や稀観書が収蔵されている。この修道院と図書館は、1983年にユネスコの世界遺産に登録された。
この修道院は、アイルランドから来た聖ガルスが613年頃に設けた隠遁所がその母体となっている。修道院となったのはそれ以後のことであるが、その名称も、修道院のもとに発達した町の名も、聖ガルスにちなんでいる。聖ガルスは聖コルンバヌスの弟子にして友人であり、この地で646年に歿した。
修道院に併設された現在の図書館は1767年に建造されたものである。ここは世界最大級の中世期文献の蔵書数を誇り、欧州ドイツ語圏内では、中世初期の文献に関する包括的なコレクションを抱えている図書館のひとつとなっている。その蔵書数は2005年段階で16万冊を超え、そのうち2200冊が写本であり、500冊は1000年以上前のものである。
(Wikipediaより)
関連動画へのリンク
世界遺産クイズ
UNESCO公式HP(英語版)へのリンク
https://whc.unesco.org/en/list/268