文化遺産
資産名:
ドゥブロヴニクの旧市街
Old City of Dubrovnik
国名:クロアチア
登録年:1979年
登録基準:(i) (iii) (iv)
概要:
ドゥブトヴニクは、クロアチア共和国の南端にあり、アドリア海に面した中世の要塞に囲まれた自治都市です。14世紀〜16世紀にラグーサ共和国としてヴェネツィアと並んで貿易で栄えました。その美しい街並みは「アドリア海の真珠」と讃えられ、クルーズ船などの寄港地にもなり、世界中から多くの観光客が集まってきます。大地震や内戦で甚大な被害を受けましたが、現在は修復が進んでいます。
ドゥブロヴニクのハイキング・ルート
文化遺産
毎年夏に45日間にわたり、コンサートや競技会などを含む文化的な催しであるドゥブロヴニクサマーフェスティバルが開催されている。2月3日はドゥブロヴニクの守護聖人であるブラシウスの祝日で、大きなパレードや祝祭が行われ数日間続く。 旧市街は1993年から2002年に発行された50クーナ紙幣の裏側に描かれている。 聖ブラシウスの像は市内の周辺で見ることが出来る。ブラシウスはヴェネツィアへの福音者マルコと同様に重要で、旧市街にある大きな教会の一つである聖ブラホ教会の名称にも因んでいる。アルボレトゥム・トルステノは世界で最古の植物園で1492年以前に遡る。また、ヨーロッパでは3番目に古い薬局があり、1317年に遡り現在でも営業しているなど旧市街地は古い建物を誇っている。イギリスの劇作家ジョージ・バーナード・ショーは1929年にドゥブロヴニクを訪れ「この世の天国が見たければ、ドゥブロヴニクに行かれよ。」と述べている。ドゥブロヴニク湾には72ヘクタールの木に覆われたロクルム島があり、伝説によれば1192年リチャード1世が難破した後、岸にたどり着いたとされている。現在、島には城壁や植物園、ナチュラリストビーチがある。
城壁に囲まれた旧市街と城壁外の歴史地区の一部が世界遺産に登録されており、高さ約25mの城壁が街の4つの城塞を結んでいる。ユーゴスラヴィア内戦で深刻な被害を受けたが、内戦の終結によって平和が戻ると、すぐに復旧工事が行われ復興を遂げつつある。
ドゥブロヴニク大聖堂
ドゥブロヴニク大聖堂は、この場所に建てられた 3 番目の教会。最初に建てられたのは 7 世紀の初期キリスト教教会。次に建設された大聖堂の資金は、この地の伝説によればイギリスのリチャード獅子心王が寄付したといわれている。王は、十字軍戦争からの帰り道で難破した際に市民に命を救われ、感謝を表すために資金を寄贈したという。この新たなロマネスク様式の大聖堂も 1667 年の大地震によって損壊し、今日のバロック様式の大聖堂として再建された。
聖ブラシウス教会(聖ヴラホ教会)
聖ブラシウスの像は市内の周辺で見ることが出来る。ブラシウスはヴェネツィアへの福音者マルコと同様に重要で、旧市街にある大きな教会の一つである聖ブラホ教会の名称にも因んでいる。
ドゥブロヴニク城壁
ドゥブロヴニクの顔でもあるドゥブロヴニク城壁は周囲約1,900mあり、厚さ5メートル、高さ20メートルの堅牢な市壁。最初に造られたのは7世紀とされるが今日見られる主要な部分は12世紀から17世紀にかけて造られている。
メインストリート
関連動画へのリンク
Rick Steves' Europe
https://www.ricksteves.com/watch-read-listen/video/tv-show/dubrovnik-and-balkan-sidetrips
世界遺産クイズ
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Dubrovnik in 4K
UNESCO公式HP(英語版)へのリンク
https://whc.unesco.org/en/list/95